「落し穴ってさー、どんくらい掘れば機能するんだ?」
「一人落ちるぐらい」
「腰まで? 頭まで?」
「自力じゃ抜け出せないぐらい」
「そんだけの土、どこに置けばいい?」

 いつもの馬鹿げた質問だと思っていたら、妙に細かくなってきた。

「おい、さっきから何だよ」
「教師一人ぐらいならさ、何とかなるかな〜」

 虚ろな目の友は、空虚な妄想に浸っている。

「勉強しろ」
「わっかんねぇー!」

 英単語一つでも覚えるほうが、穴を掘るより簡単だってこと、解らない奴がわっかんねぇ! だ。




+あとがき+

 馬鹿な二人。続き。
 誰でも思う。言波も思った。特に地震で崩壊とか。学校が潰れるほどの地震なら、言波の家も潰れるけどね・・・・。

08.08.31

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